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副業サラリーマンが初めて確定申告した体験談【やり方も解説】

確定申告について知りたい会社員

会社員をしながらネット副業してるんですが、今年の収益が20万円を超えそうです。確定申告について調べてみたのですが、よく分からなくて…。初心者にもわかるように教えてほしいです。

今日はこんな疑問にお答えします。

この記事を読むメリット

  • 確定申告のイメージがつかめる
  • 会計ソフトの使い方もわかる
  • 不安が解消される

2021年2月。人生初の確定申告をしました。

ぶっちゃけ、かなりの苦行でしたね。だって、白色申告とか青色申告とかよく分かんないんですもん。

学校の義務教育で教えてほしかったですわ…。

とは言いつつ、何とか無事に終えることができたので、今回はその体験談を共有したいと思います。

  • 確定申告って何のためにするの?
  • ググってみたけどよく分からん
  • バカでも理解できるよう説明してくれ

こんなふうに思っているなら、この記事を読めば解決できます。

過去のボクに読ませたい解説書となっておりますので、「確定申告めんどくせぇ…」と萎えている人はご一読あれ!

TSUDA

※難しい用語はできるだけ避け、知識ゼロの初心者向けに説明しています。

確定申告についてわかりやすく解説する

まずは確定申告をするにあたり、ボクがどんな状況だったかを明確にしておきます。

  • 本業の年収:400万
  • 副業の年収:40万
  • 副業の経費:10万
  • 開業届は出していない
  • 不動産や事業収入もない

副業で稼いでいるのは、ブログアフィリエイトによる雑所得のみです。

初めての確定申告なら、だいたいボクと同じような状況のはず。

あなたも「副業で稼ぎ始めたサラリーマン」という前提で話を進めていきます。

※詳しく説明しすぎると分かりにくくなってしまうので、局所的な解説となります。ご容赦ください。

確定申告が必要なのはどんな人?

ここはもうリサーチ済みだと思います。副業の収入が20万円を超えた人が対象です。

こんな場合は不要

  • 副業の年収が20万円を超えたが、
  • 経費を計算したら1万円あった
  • 差し引き19万円だった
経費込みで考えましょう。計算した結果、20万円以下なら確定申告は不要です。
ボクの場合、ブログ運営に関わる費用を経費計上しています。サーバー代やツール購入費用ですね。

TSUDA

白色申告と青色申告はどっちにすべき?

結論、ボクらは白色申告一択です。

「青色申告なら優遇されるよー」みたいな情報に惑わされたかもですが、あれは事業として稼いでいる人の話。

サラリーマンの場合、あくまでもメインは源泉徴収による納税です。

こんなイメージ

  • 本業の納税(メイン):毎月の給料から納付
  • 副業の納税(サブ):確定申告で納付
開業届を出していない時点で、ボクらは白色申告しかできません。さらに言うと、収支内訳書の提出も不要なんです。

TSUDA

収支内訳書って提出が必要なんじゃないの?

目からウロコですよね。ボクは目玉が飛び出るくらい驚愕しましたよ。

だってさ、収支内訳書の作成が最もメンドーだと思っていたんですから。実はそれ、要りません。

つまりですね、

  • Amazonアフィリエイトの売上がいくらで…
  • A8からの振り込みが何円で…
  • サーバー代の支払いがこれくらいで…
みたいに細かく記載する必要がないんです!

ボクの場合だと「副業の収入40万円ッス!経費は10万円ッス!つまり、本業とは別に30万円稼いだッス!」って感じの申告で許されます。

TSUDA

あなたにとって、これは大きな朗報だと思います。繰り返します。収支報告書は不要です。

確定申告で提出する書類は?

副業による雑所得を申告する場合確定申告書という書類だけ提出すればOKです。

AとBの2種類あるのですが、ボクはBの申告書を選びました。というか、会計ソフトを使ったらBで印刷されたというだけなのですが…。

税務署の確定申告書作成コーナーで記入できますが、そのやり方はおすすめできません。

理由

  • イチから記入するのは時間がかかる
  • 待ち時間が長い
  • 混んでいたら地獄
事前に作成してから提出しにいくのが正解だと思います。確定申告書は国税庁の公式サイトからダウンロードできますよ。

TSUDA

補足
ふるさと納税をした人は、確定申告時に申請するのをお忘れなく。
納税時に送られてきた寄付金受領証明書の添付が必要になります。

確定申告書には何を書けばいいの?

ザックリまとめると、下記の感じです。

申告書に書く内容まとめ

  1. 本業の収入
  2. 副業の収入
  3. 本業の所得金額
  4. 副業の所得金額
  5. その他税金の計算

①②の収入というのは、経費などを引く前の金額です。③④の所得金額というのが、経費を引いたあとの金額

⑤は「社会保険料の控除がいくらで」「基礎控除がこれだけあって」という内容の他に、何かいろいろ計算しなきゃいけないので面倒です。

こんな感じ

確定申告書B

実際の確定申告書

上記はマネーフォワードのクラウド確定申告を使って作成したものです。必要事項を入力するだけで、あとは自動計算してくれました。

TSUDA

※個人の確定申告には、マジで会計ソフトが必須です。

書類を揃えたら税務署に提出!

人生初の確定申告でドキドキでしたが、書類を事前に作成していたおかげでスムーズに進みました。

不備もなかったので、そのまま提出して完了。やはり、会計ソフトの力は偉大です。
ボクの場合、追加の納税額が17,000円でした。自動引き落とし申し込みの用紙がもらえたので、その手続きをすれば任務終了です。

TSUDA

以上、人生初の確定申告をした体験談でした!

個人の確定申告では会計ソフトが必須だという話

では次に「ストレスで禿げたくないなら、絶対に会計ソフトを使うべきだよ」という注意喚起をしておきます。

会計ソフトなしの確定申告は無理ゲー

ボクが無事に生きて確定申告を終えられたのは、会計ソフトがあったからです。

先ほどの画像にも記載がありますが「復興特別所得税額」とか、何のことだかサッパリじゃないですか。あんなの自動入力でなければ、絶対に見落としてますよ。
  • 税金のことはよく分からない
  • 自分で計算するのが面倒
  • 書き方を調べるのはもっと面倒
こんなふうに考えている人は、絶対に会計ソフトを使うべきです。実際に確定申告してみて思いましたが、使わないとマジで無理ゲーでした。

TSUDA

ボクが試した会計ソフト2選

会計ソフトは初めてだったので、有名どころを試してみた感じです。

正直なところ、ほとんどの人はやよいを選べばOKだと思います。無料で使えますので。
ボクの場合、普段からマネーフォワードのサービスを利用していることもあり、会計ソフトも使うことにしました。結果、正解だったと思います。

TSUDA

月額1,000円くらいですし、どうせ経費計上するので問題ないという判断です。

マネーフォワードクラウド会計について徹底解説します

ここからは「マネーフォワードは優秀らしいし、使い方を教えてくれるなら試してみようかな…」という人向けの内容です。

初月は無料で使えますので、迷っているならまずはお試し感覚でどうぞ。

マネーフォワードクラウド会計の始め方

画像付きでわかりやすく説明していきます。まずは下記リンクを開いて、同じように進めてみてください。

>>マネーフォワードのクラウド確定申告を開く

手順1
TOPページ
マネーフォワードクラウド会計のトップページ

トップページ

まずはトップページの無料ではじめるをクリックしましょう。
手順2
プラン選択
マネーフォワードクラウド会計のプラン選択画面

プラン選択

3つほどプランが表示されると思いますが、パーソナルミニを選べばOKです。
手順3
無料ID登録
マネーフォワードID登録

マネーフォワードID登録

続いてID登録です。メールアドレスを入力し、画面に従って進めていきましょう。
手順4
新規事業者作成
新規事業者作成

新規事業者作成

  1. 個人事業主を選べばOK
  2. 名前をカタカナで入力
  3. 都道府県を入力
手順5
月額or年額
月額or年額を選択
年額プランと月額プランが用意されています。年額のほうが安いですが、まあここはお好みで。
手順6
クレジットカード情報
クレジットカード情報の入力

クレジットカード情報

クレカ情報を入力し、有料プラン登録をクリックしましょう。
手順7
申し込み完了
申し込み完了

申し込み完了

この画面になれば、申し込みは完了です。ひとまずお疲れ様でした。
続きまして、具体的な使い方や入力内容について触れていきますよー。同じく、画像付きで解説しますのでご安心ください。

TSUDA

マネーフォワードクラウド会計の使い方

手順1
確定申告を開く
マネーフォワードクラウド会計の確定申告

確定申告を開く

ログイン後のトップページの中から確定申告の項目を見つけましょう。サービスを使うボタンをクリックすればOKです。
手順2
利用開始登録
マネーフォワードクラウド会計の利用開始登録

利用開始登録

最初はこんな画面になります。以下に同意して利用を開始するボタンをクリックしましょう。
手順3
流れに沿って入力をする
流れに沿って入力

確定申告の流れ

基本的には赤枠内の内容を入力していく感じでOKです。
手順4
確定申告書を作成
確定申告書を作成

確定申告書を作成

すべて入力が完了したら、確定申告書を作成ボタンをクリックしましょう。
手順5
PDFをダウンロード
PDFをダウンロード

PDFをダウンロード

左メニューの確認・提出の項目を開くと、画面下部にダウンロード(PDF)ボタンがあります。クリックすると自動で確定申告書が作成されるので、それを印刷するだけですね。
以上がマネーフォワードクラウド会計の基本的な使い方です。とはいえ、これだけだと入力項目で苦戦するかもなので、もう少し深掘りしていきますね。

TSUDA

クラウド確定申告の入力項目について詳しく解説

実例としてすべて公開しますので、マルっと真似すれば問題ないと思います。

とはいえ、細かい部分は個人で違うと思いますので、臨機応変に対応してください。疑問があれば、最寄りの税務署で確認するのがおすすめです。

申告情報の項目について

申告情報について

申告情報について

今回は税務署で不備を確認してもらいたかったので、窓口で提出を選択しました。

申告内容は副業など雑収入や控除のみ申告を選べばOKです。
その下の申告の種類等という項目については、すべて該当しませんでした。ボクの場合はチェックなしです。

TSUDA

基本情報の項目について

ここは詳しく説明するまでもないと思います。入力内容は下記のとおり。

  1. 氏名・住所等
  2. 配偶者
  3. 家族や親族
  4. 還付先口座等
  5. 依頼税理士等
ボクの場合は①と④のみ入力が必要でした。個人の状況に合わせてご入力くださいませ。

TSUDA

続きましては申告書についてなのですが、ココはちょっと長くなるので細かく解説していきます。

収入・所得の項目について

収入・所得の項目

収入・所得の項目

ここでは赤枠のとおり、給与雑所得(業務)を入力すればOKだと思います。職員の方に確認したのですが、ネット収入ならそれで問題ないとのことでした。

給与は源泉徴収票を見ながら入力

給与の入力

給与の入力

こんな感じです。源泉徴収票を見ながら記入すれば、迷うことはないと思います。ボクの場合、画像の3箇所だけ入力が必要でした。

雑所得の項目

雑所得の入力

雑所得の入力

経費があれば忘れずに!

経費があれば入力

経費があれば入力

だいたいこんな感じですかね。クレカや銀行口座と連携させれば、まとめるのが楽ですよ。

TSUDA

所得から差し引かれる金額について

ふるさと納税をした人は、ここで入力するのをお忘れなく。寄付金控除という項目があります。

寄付金控除

ふるさと納税

ふるさと納税

ふるさと納税をしたときに送られてくる寄付金受領証明書を見ながらだと、寄付先の名称や所在地が分かります。
寄付した数だけ入力しましょう。ボクは3箇所に納税したので、3件分の入力をしましたよ。

TSUDA

注意事項
ふるさと納税をする際、ワンストップ特例制度を利用した人は注意です。
確定申告をすると、あらためてふるさと納税の申請が必要になるからです。
「もうワンストップ特例制度で申請したからオッケー」と思ってはダメ。ここでもう一度申告が必要ですよ。

住民税・事業税の項目について

住民税・事業税について

住民税・事業税について

会社に内緒で副業をしているあなた!ここでの入力は絶対に忘れないように!

ここでは税金の納付方法を選択できるのですが、

  • 特別徴収(給料から天引き)
  • 自分で納付
のどちらかを選べます。

自分で納付にしないと、会社に副業がバレるので気をつけましょう。

納付方法の選択

自分で納付を選択

自分で納付を選択

ボクが入力した項目の説明は以上となります。PDFをダウンロードすれば、勝手に確定申告書が作成されるので、印刷して提出すれば任務完了です!

TSUDA

お疲れ様でした!

まとめ:会計ソフトのおかげで確定申告を無事完了!

副業で稼げるようになったのは嬉しいのですが、正直なところ「確定申告がメンドーだな…」と少し萎えていたんですよ。

初めての確定申告をなんとか乗り切ることができたので、来年からはもう大丈夫です。

こんな人は会計ソフトを使おう

  • 税金の計算で苦しみたくない
  • 難しいことはよく分からない
  • 楽してパッと終えたい

実際に確定申告をして思いましたが、個人でやるなら会計ソフトはマジで必須です。

やよいの白色申告オンラインなら無料ですし、入力内容としてはこの記事で紹介したものと変わらないはず。操作方法が違うだけです。
ボクはマネーフォワードのクラウド確定申告を選びました。少しでも迷いたくない人は、この記事を参考にぜひお試しください。

TSUDA

というわけで、今回は以上でーす!